・お金に含まれるものって何があるの?
こういった疑問にお答えしていきます。
結論から言うと、お金とはモノと交換するための道具です。
身近にあるお金ですが、お金の本質について知っている人は少ないのではないでしょうか?お金について知ると、お金との付き合い方がわかり、扱いが上手になります。
◆お金の歴史から本質を知ろう

普段何気なく使っているお金ですが、貨幣自体に価値があるわけではありません。
モノとモノを交換をしていたのが貨幣が創られたことにより、貨幣とモノが交換できるようになりました。
古代の中国では貝殻や骨、石などが、ヨーロッパでは塩が通貨の代わりとして使われていたようです。
しかしその後、持ち運びやすくて保存ができる、かつ人々が共通して価値があると認められるものとして金・銀・銅などの金属が使われるようになりました。経済学ではこれを共同幻想と呼んだりしています。
円で例えると
1,000円札には1,000円の価値があると共通の意識があり、紙幣に信用があるからモノと交換することができています。
円は日本政府が世の中に出回る紙幣の量を調節しているため、100円玉に100円の価値があるということが保証されています。
◆お金の本質を掴むためには種類を理解しましょう

「お金」と一括りにされていますが、お金・moneyに含まれるものは3つあります。
- 硬貨・紙幣などの貨幣
- 収入
- 資産
1つずつ見ていきましょう。
①貨幣としてのお金
歴史のところでも触れましたが、貨幣とは決済のために使われる媒体にすぎません。あくまでも交換手段として社会に流通しているもののことを指します。
- 日本の1,000円札や100円玉などの紙幣・硬貨
- 電子マネー
- ビットコインなどの仮想通貨
これらはすべてモノと交換ができるので貨幣に含まれます。
円とドルなど外貨の比較をしたらわかりますが、貨幣は特定の通貨を発行する国または、統治している主体の信用によって価値の変動も起こったりします。
②収入としてのお金
収入として得られるお金の種類は貨幣としてのお金とほとんど同じですね。ただし、その中でも
- 浪費
- 資産
の2つに分けることができます。ここでは浪費はマイナスのイメージではなく、消費せざるおえないお金という定義で書いていきます。
「あの人はお金持ちだよね」のお金は「収入がたくさんある」を意図していることがありますよね。
③資産としてのお金
資産にはもちろん貨幣も含まれますが、土地、不動産、株など多くは貨幣に交換できる価値のあるモノのことを指します。
実は、お金持ちというのは「資産がたくさんある」からお金持ちなので②で書いた収入がたくさんある=お金持ちという認識は間違っていることになります。
世界の長者番付では「自己資産が◯◯億円」という言い方をするので、世界水準のお金持ちは自己資産から判断しているということです。
資産について詳しくはこちらから

◆お金の本質を知ったら次にしておきたいこと

モノと交換する前に、そこに使うお金は
- 投資なのか
- 浪費なのか
を考える癖をつけましょう。
投資とは、そのものにお金を使うことでリターンを得ることができること
一方、浪費とは一時的な欲求を満たすのために消費することと言えます。
投資と言える例
あなたはネガティブな行動を変えたいと思い、自己啓発の本を5,000円で購入します。本の内容を実践することで、結果的に収入が5万円増えたとしたらそれは自己投資をしてと言えますね。
浪費になってしまう例
上記と同じように自己啓発の本を5,000円で購入しました。しかし読んだだけで内容を特に実践することもなく、いつの間にか忘れてしまいます。また読み返すこともなく本棚に埃をかぶったまま放置する・・これは浪費に当たります。
一見浪費に見える投資の例
あなたは漫画を読むのが好きだったとします。毎週1冊400円の単行本を買うのが楽しみで、その楽しみがある結果毎月の売り上げが1万〜2万上がっているとしたら、その行動はモチベーションを保つという面では投資と言えますよね。
10人いれば10人の考え方、捉え方があります。あくまでも自分にとってその行動が投資なのか浪費なのかを考えてみましょう。
投資と浪費に関しての詳しい記事はこちら
- お金は何のためにあるのか、一生付き合うものなので考えておくと今後の付き合い方も変わってきます
- 今のあなたのとっている消費行動は投資と浪費どちらが多いでしょうか?